こんにちは!【洗いの殿堂】おかきた’まりです。
わたしの生まれ育った町:大阪の天神祭りで有名な
天神橋にある『住まいのミュージアム』
今から170年前、幕末の騒乱まであと少しの天保時代の
大坂の町をバッチリ再現! しかも風呂屋まで作った…
読売新聞さんが【洗いの殿堂】を取材してくださるとのことで、
ご一緒に伺いました。
大坂町三丁目とネーミングされた通りを歩くと、ホッとする。
シンプルで無駄がないけど温かく、裏長屋でさえも端正で美しい。
幕末に日本に来た西洋人の驚きは、こんな気分だったのかな。
通りの雰囲気は↓
◆「住まいミュージアム」ホームページ
http://www.city.osaka.jp/sumai/museum/
小さなとこも手を抜かずに作ってて、感激! おもわずスナップ!
質感がお伝えできないのが、悔しい…
大坂の人口は35万人くらい、670の町があった。
ただし家を持ってるのは10%くらいで、彼らが町人と呼ばれた。
その住まいは、商いと住まいがいっしょの住宅で、町家と呼ばれていた。
風呂屋も町家のなかで営業されていて、江戸の銭湯とはちがい2階にお客をあげず、町の共用施設としての役割も持っていた。




大坂町3丁目にある風呂屋「天神湯」を経営するのは、町人・天満屋与兵衛。家族5人と奉公人1人で、きりもりする。
大坂には5町に1軒風呂屋があり、119軒が営業していた。
1町の平均550人、戸数で100戸くらいなので、天神湯のターゲットは、約2700人・500戸。
湯銭(値段)は、大人8文・子供6文・乳飲み子4文・ぬか3文。
今の240円くらい。また当時のそば代が1杯/16文。
営業時間は朝からで、午後4時には火を落とす。
燃料用に近隣から薪を仕入れ、水は井戸水。
大坂の井戸水は金気が強く、飲料には使えなかったが、お風呂には、湯あたりがよいといわれた。
天満屋与兵衛は、儲かっていたのか?
儲かっていたから家を持って、町人になれたはず…【^^】
天神湯は入り込み湯といわれる混浴で、つくりは、板の間の脱衣場→切石敷の洗い場→ざくろ口→浴槽
当時は蒸気風呂からお湯につかる風呂への過渡期。
蒸気を逃がさないよう、洗い場と浴槽の間の出入り口を低くつくったのが「ざくろ口」
かがまないと入れないざくろ口は、風呂屋のシンボル。
天神湯のも豪華。
浴槽は小さくて暗く、不衛生だったのもわかる気がした。
きっと湯を楽しむというより、蒸気で発汗するカンジ…
小さい頃は銭湯。友だちとよー遊んだよ。
桶で浮きを作って泳ぎましたわ。こーしてね。(実演)
桶は木でしたな。家から持ってきはる人はアカ(銅)でしたわな。
冬はみかんもって行ってね、湯船に入れとく。
風呂上りに、温まったみかんを食べる。
これが、おいしかったな~。
菖蒲湯のときは、湯船の袋から菖蒲抜いてハチマキしたり、
女の子はリボンつくって遊んだわ。
風呂屋さんに怒られるんやけどね。


大坂三丁目の天神湯から100年…
燃料も水も豊かになって、湯船で泳げるようになった天神橋の風呂屋。
でも変わらない価値は、人がふれあう場所だったこと。
・「住まいミュージアム」ホームページ
・「Oh!ねっと」読売新聞関西発
取材にご協力頂きありがとうございました。
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