本日もお風呂日和 | お風呂のヒント | お風呂の修理 | 洗い上手百科 | 記憶博物館 | 今昔物語 | 商物語 | 友達物語 | 人町リポート | プレゼント | メールマガジン | 編集履歴 | 運営者について | サイトマップ | リンク集 | リンクについて | 個人情報のお取扱いについて | トップへ

トップ > 商物語 > 70年、化粧石鹸ひと筋|クロバーコーポレーション

70年、化粧石鹸ひと筋|クロバーコーポレーション

お風呂アドバイザーおかきた'まり です。こんにちは!

70年、化粧石鹸ひと筋のメーカー
安心の日本製を守る石鹸工場をリポートします♪

化粧石鹸と石ケン素地

クロバーコーポレーションの化粧石鹸25

洗顔やお風呂でつかう石鹸...パッケージ裏面には、化粧石鹸
成分表示のところには、石ケン素地 etc... とありますよね。

化粧石鹸とは、顔や手・カラダを洗うための固形石鹸のこと。
また石ケン素地は、化粧石鹸の大半をしめる主成分です。

石ケン素地は、化粧石鹸の品質を決めるポイント。
メーカーごとに特徴やこだわりがあり、使用感の違いを生みだし
香料、うるおい成分等を配合しないものは無添加石鹸と呼ばれます。

ところが今、石ケン素地は仕入れる傾向なのだとか・・・。
背景には原料油脂を産出する東南アジアの経済成長があり、
製造が可能になった石ケン素地による輸入が増えているとか。

石ケン素地から化粧石鹸を製造するメーカーは、減少の一途・・・。
その貴重な1社、クロバーコーポレーションの工場に伺いました(^^)

化粧石鹸の原料

クロバーコーポレーションの化粧石鹸2

化粧石鹸の主な原料は油脂。クロバーコーポレーションでは、
パーム油やヤシ油など純植物性油脂を用い
工場の地下には、運び込まれた原料油脂の保管スペースがあります。

クロバーコーポレーションの化粧石鹸3

こちらは、油脂とともに石鹸の製造に欠かせないアルカリ成分。
中と右の2つが、化粧石鹸用の苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)水溶液
左がボディソープ用の苛性カリ(水酸化カリウム)のタンクです。

クロバーコーポレーションの化粧石鹸4

化粧石鹸の製造につかう水量は、製品総重量の約2倍にもなるそう。
工場内には、排水処理のための大きな浄化装置がありました。

石ケン素地の製造

クロバーコーポレーションの製造法は中和法と呼ばれ、
つぎのような工程で石ケン素地をつくります。

(1)原料の純植物性油脂を脂肪酸とグリセリンに分ける
(2)脂肪酸に水素を加えたあと蒸留し化粧石鹸に最適な精製脂肪酸にする
(3)精製脂肪酸〈酸〉と苛性ソーダ〈アルカリ〉を反応させ中和する
(4)中和させたものをニートソープにする
(5)ニートソープを乾燥させて石ケン素地にする

クロバーコーポレーションの化粧石鹸5

こちらは、30年近くも活躍しているニートソープタンク。
ニートソープとは、石ケン素地になる前のドロドロ状態のもので
この中で加熱・攪拌します。

クロバーコーポレーションの化粧石鹸6

熱くなっているニートソープタンクの内部をのぞくと、
ホワイト・マシュマロが溶けたような...濃~い甘酒のような (^^;)
ニートソープがまわっています。。。

クロバーコーポレーションの化粧石鹸7

ニートソープは120℃まで温度を上げた後
この真空乾燥機の中で乾燥させます。

圧力を低くした真空状態で乾燥することで、乾燥度や水分量の
バラつきがなく、良質で溶け崩れしない化粧石鹸になるそう。

クロバーコーポレーションの化粧石鹸8

乾燥を終えたニートソープは、真空乾燥機の出口から
ペレット(粒)状の石ケン素地になって押し出されてきます。
なんかトコロテンみたい... (^^;)

香料・うるおい成分等の配合

クロバーコーポレーションの化粧石鹸9

ペレット状の石ケン素地は素地貯蔵槽に送り、正確に計量して
この配合ミキサーの中で、うるおい成分や香料等を配合します。

クロバーコーポレーションの化粧石鹸10

うるおい成分や香料等の配合を終えると、このロールミルに送り
細かく切り刻み薄く延ばした状態で混ぜ合せます。

クロバーコーポレーションの化粧石鹸11

つぎに混合機に入れて、さらにムラなく練りあげられると、
真空押出機に入り、棒状に押し出されます。

型打・製品チェック・包装

クロバーコーポレーションの化粧石鹸12

棒状のまま高速型打機に入ると、化粧石鹸の形になって出てきました!

クロバーコーポレーションの化粧石鹸13

次々に流れてくる型抜きされた化粧石鹸を、スタッフが素早くキャッチ!
感覚を研ぎ澄ませて香りや形、キズの有無などを1個ずつチェック、
まわりに付いている余分な石鹸も剥がしてゆきます。

クロバーコーポレーションの化粧石鹸14

製品チェックを終えると包装場へ。
自動包装機にかけるもの、手作業で包むもの...
それぞれの化粧石鹸に合せた作業が進みます。

クロバーコーポレーションの化粧石鹸15

包装を終えた化粧石鹸は梱包されて日本各地へ。
この日も玄関横に荷物を待つトラックが、横付けされていました。

70年、化粧石鹸ひと筋

クロバーコーポレーションの化粧石鹸16

クロバーコーポレーションは、大阪市内の
わりあい石鹸工場が集まっていた、川に面した地域にあります。

昔むかし化粧石鹸の原料油脂は、港から川へと船で運ばれました。
そこで船からすぐに油脂を運べる場所に、工場が建てられたのです。

創業は1946年(昭和21年)。第二次世界大戦の敗戦後
すぐに立ち上がった化学産業の1つだった石鹸製造を
70年間ずっと担ってきた化粧石鹸の専門メーカーです。

クロバーコーポレーションの化粧石鹸1

工場は、本社社屋と同じ敷地内にあります。
案内してくださった企画部の村越さんと
できたて石ケン素地の前でパチリ (^^)

クロバーコーポレーションの化粧石鹸17

製品の変遷をお訊ねして見せていただいたのは、
高度経済成長期のころにヒットした化粧石鹸
50年をへたとは思えない、甘く上品なサンダルウッド調の香りがしました♪

クロバーコーポレーションの化粧石鹸19               クロバーコーポレーションの化粧石鹸21

こちらは現在主力になっている化粧石鹸です。

左は今回の取材中に製造されていた「ココナッツオイル配合ソープ」
スーパーフードとしても人気沸騰のオイル配合。

右は1995年発売のロングセラー「素肌志向」シリーズの黒砂糖
日本の伝統的うるおい成分配合です。

クロバーコーポレーションの化粧石鹸24               クロバーコーポレーションの化粧石鹸23

こちらは、お客様からの声に応えて化粧石鹸と共に
1984年頃から製造を開始したボディソープ。
もちろん石ケン素地を活かした製品です。

左は香りが人気「アロマデュウ-ティーツリー&ローズマリー」
アロマテラピーブームが起こる1996年発売
リニューアルしながら息の長いシリーズ。

右は「からだの汚れ・体臭予防用 男性向 薬用ボディソープ」
2009年発売、加齢臭予防としてのリピーターも多く、
こういった詰替え用も製造しています。

第二次世界大戦後から大きく変化した、お風呂や洗顔のスタイル。
クロバーコーポレーションの70年、化粧石鹸ひと筋の歩みも、
わたし達の変化と共にありました (^^)

Special Thanks!

株式会社クロバーコーポレーション

取材にご協力いただき、ありがとうございます。
なお、文中では敬称を略させていただきました。

 このリポートでは、化粧石鹸の品質表示にあわせて
石鹸、石ケンと2通りの書き方をしています。

こっちの記事は読んだ?

この記事でオススメの、お風呂グッズは?

ネットショップでも↓
クロバーコーポレーションWEBSHOP


アマゾンでも↓



コメントをいただきました♪

● 石けん素地ならぬ掃除さん ● 女 (2016/2/22掲載)

石けんって、とても固いのですが、製造過程を見ると粉々、甘酒状態、
それがきれいな固い石けんになるものなんですね。
すごく不思議でした。


● ekuboさん ● 女 (2016/2/19掲載)

クローバーさんに行かれたのですね!!
じっくり記事を読みました。 凄いですね~。勉強になりました。
すごーく面白かったです。こうやって製品ができるんだなぁ、と。
プレゼントで頂き、その質の良さは、こうやってできるんだと納得しました。

色々な種類の石鹸を頂き使っていますが、
泡が優しい、刺激が少ない、と感じます。
匂いもきつくなくて、市販の石鹸とは違います。
作り手のこだわりを感じます。


● 美しい花さん ● 女 (2016/2/18掲載)

初めての工場見学でした!!
こうやって作られていくのですね。

私、想い出したのです・・・・幼少の頃か学生の頃だったでしょうか?
クロバーの黒糖石鹸を使っていた様に思います。
当時は、高級品だったのではないでしょうか?

貴重な、工場見学をありがとうございました(^^♪
毎日の生活に欠かせない石鹸ですが凄く身近に感じられました。
感謝の気持ちもわきますね♪


○ おかきた'まり から・・・(2016/2/18掲載)

そうなんです!仰るように高価だったそうです。
当時の化粧石鹸は、今より高価な商品でした。


● さきさん ● 女 (2016/2/15掲載)

やはり製造過程を知ると言うのは大事ですよね。
作り手が見える安心、素材のことから知るということは、
とても貴重だと思います。

先日プレゼントでいただいた、ココナツオイルの石けんですが、
パッケージの「日本製」を見つけ、ホッとした思いでした。
わかる地域で作られていることが
とても安心できたと言うのはどういうことでしょうか...
外国産が多くなる中、原材料も製造過程も不安だらけなんでしょうね。
本当にいいものを見極める消費者の目も養わなくてはいけませんね。

今回のレポートはとても興味深く読ませていただきました。
これからも大切なものづくりのこと、伝えてくださいね。


記憶博物館

みんなのお風呂の思い出集
時間旅行をごいっしょに…

あなたのお風呂の思い出をどうぞ。
『プレゼント』応募つきです(^^)
プレゼント
ハチミツスキンケアソープ|プレゼント

【ハチミツスキンケアソープ】
by クロバーコーポレーション


乾燥のサインがでたら洗顔をみなおす
ごわつき予防 はミツバチにまかせたい

応募方法は3つ、商品紹介ページへ!

メールマガジン
【洗いの殿堂通信】は月2回発行。

PCでも携帯メールアドレスでもOK
プレゼント応募つきです(^^)

▼メルマガ登録はこちらから。
メールアドレス(必須)
名前  (必須)
お風呂と接点がある仕事の方へ

> メールアドレスの変更はこちらから
> 登録解除はこちらから

  • サイト内検索